娘さんの結婚式に、ご両親のあいさつがありました。よくある光景です。
しかしその時、娘さんのご両親が娘さんと嫁ぎ先のご両親に本をプレゼントされたそうです。
その本には、娘さんが生まれた時の母子手帳の写しから、
幼稚園のお絵かき、ランドセル、筆箱、作文、成績表、ドリルなどの写真がいっぱい載っていました。
それは、まさしく娘さんの歴史そのものでした。
その画像の1点1点には娘さんへの、その時、その瞬間の思いが書き添えられていました。
当の娘さんでさえも、忘れていたことが、1冊の本から記憶がよみがえる、そんな本でした。
たった一言『娘をどうぞ、よろしく』と渡されたそうです。
娘さん本人をはじめ、新郎とそのご両親も感動されました。
『この娘さんで、よかった』と。
結婚式に参列した方々は、口々に『とても気持ちのこもった、いい式ね』。
記憶に残る、それは印象的な式だったそうです。
たった、2冊の本の事です。